(2024/10/28 リライト済み)
おひさしぶりです。findmanです。
新進気鋭のアーティスト、キタニタツヤ。そんな彼のメジャーデビューアルバム「DEMAGOG」のレビューしていきます。
- キタニタツヤとは?
- DEMAGOGの総評
- 1曲目 ハイドアンドシーク
- 2番目 パノプティコン
- 3番目 デッドウェイト
- 4曲目 人間みたいね
- 5曲目 悪夢
- 6曲目 デマゴーク
- 7曲目 泥中の蓮
- まとめ
- 参考、引用、画像借用元
キタニタツヤとは?
これ読んでる人は知っている人しかいないと思うけど、一応書いとく。
キタニタツヤは最近人気上昇中のアーティスト。親の影響で子供の頃から音楽に触れて、年を重ねても音楽をし続けた「音楽人間」で「ハッピー人間」。
彼の作る音楽は人間の汚いところや、世の中の汚点を東大文系の語彙力で歌い、ほかのアーティストとは一線を駕している。退廃的であるがそこにあるやさぐれたカッコよさをとことん突き詰めていく作風。(バラードとかも作るよ)
また、楽曲の多くは自虐的な内容を含んでいたりするが、本人は学校ではゴリゴリの陽キャだったと豪語しているハッピー人間である。そんな彼の新アルバム「DEMAGOG」についてみていく。
DEMAGOGの総評
すげぇいいアルバム。これしか言えないです。
正直、キタニタツヤは前述したその独特の雰囲気と歌声は、好みがすごい分かれると思う。だからこそ、ハマったら奥まで一気に落ちてしまうから、彼には少数の熱狂的なファンがいる。
俺自身、キタニタツヤを知ったのは「悪魔の踊り方」の歌ってみたで、本家のキタニタツヤが歌ってるやつを初めて聞いたときは「うーん、そんなかな?」ってなってたんだけど、それはまるで最初はまずいだけのタバコのように、今は見事にキタニタツヤという銘柄の虜になってる。
1曲目 ハイドアンドシーク
このアルバムの曲の中で一番最初にお披露目された曲。曲のかっこよさももちろんなんだけど、MVがすごい力入ってるので、ぜひ見てみてほしい。
「HIDE AND SEEK」は「かくれんぼ」っていう意味で、MVの鬼から必死に逃げるキタニの演技力は必見。さらにYOUTUBEのコメント欄の考察が「なるほど!」ってなるものがすごい多いから、これも見てほしい。とにかくリズムに乗れる曲。
歌詞も深い。最初の歌詞が、「向こう岸のことやら、くだんないことばかり恐れて ありもしない正しさの奴隷さ」なんだけど、向こう岸=死後の世界 くだんないこと=死ぬこと、なんてちょっと考えてみるだけでも楽しい(これはキタニのどんな曲にも言えるけど)。僕の語彙力では限界なんで次行きます。
2番目 パノプティコン
どうなったんだよこれ!
ていう始まり方からたまらないこの曲。サビ前のギターのジャン×4が好きなのは俺だけじゃないはず。リズムも最高だし、タイトルの「パノプティコン」も、「一望監視施設」っていう意味らしいしね。また、曲の中にはディストピア小説として有名な「1984」の要素も多く取り入れられている点もGood。個人的にはハイドアンドシークで見つかってパノプティコンに捕まったんじゃ?とか思ってる。
3番目 デッドウェイト
まだまだ続くぜ!ハイテンション曲!
AメロBメロは比較的穏やかなんだけど、サビ前の「この身に残されたのは、吐き出せない澱(よどみ)だけ」の前半ですごい静かになって後半で一気に上げて、サビでカッコいいの最高潮になるのはほんとに強い。
真綿で首を締めるようなっていうありきたりである比喩表現をうまく使ってるのがたまらん。
で、このタイトル「デッドウェイト」の意味は「船に乗せることのできる貨物重量の最大値でそれ以上積んでしまうと危険だという値を示す言葉」で、要するに過積載なのかな。それで、歌詞を見るに簡単に考察すると自分自身や周りからの重圧(期待など)が過積載されて、危険な状態になるって感じだと俺は思う。
曲の最後が「あまたの呪いで心臓がつぶされてくんだ」だから、すごく深いよね。
4曲目 人間みたいね
「人間みたいね」という怪しいタイトルの秀逸さは、一度曲を聴けばすぐに気づけると思う。この曲もMV出てるんだけど、なんかホラー映画を見てるみたいで怖かった。
そしてこのMVが出たのがCD発売日になった瞬間。なんかすごいね。しらんけど。ここまでハイテンションな曲が続いていたんだけどこれで曲調が落ち着く。とはいえ、内容はなかなかハード。MVを見たらその雰囲気がつかめると思う。
「夾竹桃の花のように鮮やかな記憶の毒がまわり始めた」
この言葉遣いやばくね??
5曲目 悪夢
この曲のコメント欄に「キタニタツヤの最高傑作」ってのがあったんだけど、確かにわかる。この曲かっこよすぎるもん。とはいえ俺は一番なんか決めれない甘ちゃんなんだけど。
独特なリズム感と雰囲気は、まるで麻薬のようだと思った。あと、二番のAメロのMVの濃い緑のパーカー来てるキタニはすごいカッコいいと思います。
で、この曲はピアノで弾けるようにしたんだけど、引いててほんとに気持ちいい曲なんだよね。そして、前の曲「人間みたいね」の最後の歌詞が「お揃いの悪夢の中で会える日を待ってるから」で、この曲のタイトルが「悪夢」なんだよね、、、やばい、、、
6曲目 デマゴーク
アルバム名にもなってるこの曲。
タイトルの意味の「煽動」ってところと雰囲気からしてすごいハードなロックかと思ったらバラードでびっくりした、、、
とはいえ、サビできれいごとに対して「吐き気がするよな」ってすごい直球に返していてびっくりしたけど、やっぱこういうところがキタニなんやなって。これまでの曲は汚いところをはき出している感じだったんだけど、
この曲ではそれをわかったうえで歩みだし、進展している。すげぇよ。どんな曲でも書けんな、、、
7曲目 泥中の蓮
しんみりして終わらないのがキタニタツヤ。
I DO (NOT) LOVE YOU.っていうアルバムでも、I DO LOVE YOU. の後、I DO (NOT) LOVE YOU.で〆るからね、、、
とはいえ、デマゴークがエンディングで、泥中の蓮が裏ボス戦って雰囲気を凄い感じる。今までのボスの技全部使ってくる理不尽ボスだけど、専用の装備なら大ダメージ与えられそう。ハイテンポたまんないし、サビの「あらゆる」の裏声がほんと好き、、、
Youtube配信されてない事もあってあまり話題に上がらない曲ではあるんだけど、むちゃくちゃいい曲なのには変わらない。
今までの曲があったからこそ、この曲はすごい輝いてるんだと思う。
まとめ
書いてて楽しかったけど、けっこうつかれた、、、ここまで書けたのは、DEMAGOGをループしてたおかげやね。てことで、これでキタニタツヤの沼にはまった奴がいたら大歓迎だから、ゆっくりはまっていってね!!!!!!!!!
深夜テンションでこれ以上書くとやばそうなんで、終わります。
じゃ。