お久しぶりです。findmanです。
進路が確定して新生活まで時間があるので、ベースをやったりだとか動画編集をやったりして、その都度ブログを書いていけたらなと思う。
また、春休み中にはyoutubeを始める予定(この名義でやるかはわからないけど)
それで、ブログネタが思い浮かばなかった俺の頭にいきなり「マイナーなモノの紹介すればいい」という発想が出たので、今回は得意分野であるゲーム系の話から、
「ゲームキューブ」について話していきたいと思う。
- ゲームキューブってなんだ??
- どんなゲーム機?
- ゲームキューブはなぜ影が薄いの?
- ゲーム業界的な理由 PS2が強すぎた
- 世間的な問題
- ゲームキューブの現状
- GCコントローラーの完成度
- コアなファンたち
- 最後に
- 参考、引用、画像借用元
ゲームキューブってなんだ??
さて、早速ゲームキューブについて話していきたいんだけど、この記事を読んでる人の中には「ゲームキューブってなんぞや?」って人も多いかも知れない。
それもそのはず、あのイマイチだったゲーム機「Wii U」の次に任天堂ハードで売れてないゲーム機なんだ。さらに、時期も悪くこのゲームが出た頃はPS2が発売されて世間がSONYハード一色になってた時だったんだ。
そんなことが影響して世間的には知名度が低いゲームキューブ。まずはかんたんな特徴を解説していこうと思う。
どんなゲーム機?
概要
ゲームキューブ(GAMECUBE)は2001年に任天堂から発売されたゲーム機で、略称は「GC」が主に使われている。
その名の通り、本体は箱のようなカクカクとしたデザインをしており、また後ろに持ち手があることや異常に物理耐久があることから「鈍器」という名でも有名だ。
もし、鈍器を探している友だちがいるのなら、これをおすすめしよう。
(鈍器として扱うには丁度いい大きさ、重さ、そして持ち手を搭載しているゲームキューブ)
世代は第6世代で最強ハード「PS2」や噛ませ黒船「Xbox」、湯川専務でおなじみ「ドリームキャスト」が同期だ。(これらのハードについてもまた解説したい所)
64の反省を活かし、PSの良い点を得る
ゲームキューブでは前世代ハード「NINTENDO 64」(以下;64)の反省点を見事修正している。
64は、その時覇権を取っていた「初代プレイステーション」(以下;PS1)から二年遅れての発売で、性能の高さを売りにしてPS1に追いつこうとしていた。
しかし、性能に対して全振りしてしまったせいでゲームソフトの開発がとても難しくなってしまい、開発元である任天堂ですら多くのソフトの延期をするほどだった。それに対してPS1ではゲームを作りやすい環境を整えたり、サードパーティー(ソフトを作る会社)を入りやすくした。
その結果64ではソフトの本数が集まらず、「FF」や「DQ」といった大型タイトルのPSハードへの移籍を許してしまうこととなった。
ゲームキューブではその反省を活かし、開発がしやすいゲームハードとして作られた。
「開発で最初に重要視したのが「数字主義、スペック主義からの決別」」
と語っている。
そして、ゲームキューブから任天堂ハード初の「光学ディスク」を取り入れている。64まではROMカードリッジを使用しており、主な理由として
カードリッジを独自規格にしており、それによる収益が入るから
ロードが光学ディスクより早い
が挙げられるのだが、ROMカードリッジの高騰化や量産体制の問題、容量問題難があり、何よりも「PS1」でゲーマーたちに光学ディスクが広く受け入れられたことが決め手となったのだろう。
(普通のDVDなどのディスクよりも一回り小さい)
なお、この時使用されたディスクのサイズは8cmと小さく、これは容量の多さと読み込み時間の短縮をバランス良くしようとした結果だ。また、特別な形にすることでコピーされにくくするというROMカードリッジの利点をここで引き継いでいる。
そして、コントローラの形も大きく変更されたが、これについては後に解説する。
また、ゲームキューブのプロモーションとして特徴的なのは「64のマリオを128体動時に動かす」というものだ。
このようにゲームキューブはもちろん性能の向上も図っており、64からグラフィック性能が大きく上がっている。
では、ここまでの用意をしてきたゲームキューブがなぜ現在では影が薄いゲームとなってしまっているのかを解説していこうと思う。
ゲームキューブはなぜ影が薄いの?
さて、ここからはゲームキューブが影が薄い理由を語っていこうと思う。
理由としては
- ゲーム業界内での理由
- 世間的な理由
の2つがある。1つずつ見ていこう。
ゲーム業界的な理由 PS2が強すぎた
まずゲーム業界内での理由なのだが、ライバルである「PS2」があまりにも強すぎたのだ。
「PS2」は前世代覇権ゲーム機である「PS1」の次世代機であり、その後を継ぐに相応しいゲーム機であった。
サクッと強みを説明すると
- PS2はDVD、CDを見る機能があったのだが、当時売られていたDVDプレーヤーより安く売られていた。また、「マトリックス」などの映画の大ヒットにより、DVD市場が大きく拡大していた時期に売られたため、ゲームをしない層からも多く売れた点
- PS1のゲームを遊べた点(当時、後方互換は画期的だった)
- FFやDQといったキラータイトルが出ていた。
の3つでゲームをする層、しない層関わらず大きな需要があった。
- 独自規格のディスクを使用
- 64のゲームは遊べない
- キラータイトルが少ない
といった有様で、またPS2はゲームキューブの約一年前に売り出されており、その時点で大きな差が開いていたんだ。
そして、この多くのメリットが有り、売上が大きく開いていたPS2に対してゲームキューブが勝てる点は「性能」しかなかったんだ。それだけではPS2に太刀打ちすることもできず、発売から約5ヶ月後にはゲームキューブの性能を大きく上回る「Xbox」が発売するなど、ゲームキューブの存在意義がなくなっていった。
この、性能以外の売りをつけることが任天堂の今後の大きな課題となった。
また、この頃から「任天堂は子供のゲーム」という風潮が生まれ、任天堂のマリオやゼルダをやってる大人はダサいという空気が生まれていたことも一つの要因だと思う。
世間的な問題
実はこのゲームキューブが発売する3日前に「911」が発生してしまう。ここではそれについて詳しくは触れないけど、とにかく世界に混乱が訪れてとても新型ゲーム機の話をしている場合ではなかった。
更にこれを受けてCMの自粛も起こり、世間的に大きく知られぬまま発売されることとなってしまう。
また、この頃「ゲーム業界自体の低迷」が発生していた。要因としては
- 3D化による操作の複雑化
- シリーズ化によるマンネリ
- ゲームなどをする人「オタク」への差別
等が挙げられる。
これによってこの世代の覇権であったPS2などの多くのゲームも前世代と比べ売上が落ち、ゲーム業界全体として新しいライトユーザーの取り込みが重要視されていくこととなる。
ちなみに任天堂はゲームキューブ以降、ゲーム離れ対策や新規ユーザーを取り込むために、ライトユーザーを中心とした体験型ゲームを展開していくこととなるが、それはまた別のお話なので今回は割愛。
ゲームキューブの現状
ゲームキューブは前述した理由により、影の薄いゲーム機としてWiiにバトンパスすることとなった。
そしてゲームキューブ発売からしばらくたった頃、再評価されることとなる。現代ではゲームキューブは高い評価を受けており、なぜそうなのかを解説していく。
ソフトの面白さ
ゲームキューブはその影の薄さゆえに、発売当時にゲームキューブのソフトを遊ぶ人は少なかった。だが最近になってゲームキューブのゲームをプレイする人が増えてきて、それによってソフトの面白さが高く評価されるようになってきたんだ。
そして、ゲームキューブには特徴的なソフトが多いことも特徴的だ。
例えば、ポンプを使った新アクションを取り入れた「マリオサンシャイン」
未だに続編を強く望まれている「カービィのエアライド」
高難易度技が多く未だ大会が開かれている「スマブラDX」
など、高い評価を受けるソフトが多く、またゲームキューブソフトは移植が少ないことから多くのソフトがプレミア価格となっているのが特徴だ。(特にカービィのエアライドはかなり高い値段で取引されてる)
GCコントローラーの完成度
ゲームキューブのコントローラーは未だに多くの人から愛されている。その理由としては「スマブラ」との相性だ。
スマブラは知っての通り任天堂を代表する格闘ゲームなのだがこのGCコンはものすごく相性が良いのだ。そのためスマブラの新作が発表されるたびにGCコンの再販が行われ、最新作の「スマブラSP」が発売されたときももちろん再販された。
コアなファンたち
ゲームキューブは再評価され、かなり有名になってきてはいるのだがまだまだ知名度は低い方。そんな中、ゲームキューブにはコアなファンが多い。
例えば、「スマブラDX」は未だに多くの大会が開かれていたり、
このように改造して未だにゲームキューブを愛している人々は多い。
(GCコンをjoyコンのようにしてしまったファン)
(スイッチドックにしてしまった猛者)
(小物入れにした猛者)
このように、コアなファンが多いゲーム機なんだ。
最後に
今回はゲームキューブという影の薄いゲーム機について語ってみた。自分自身ゲームハード沼にハマった原因がこのハードだったので解説できてよかった。
読者がこれを読んで初めて知ったことがあったら嬉しい。次はゲームキューブのおすすめゲームやハードの限界に挑んだゲームを紹介できればなと思う。
じゃ。
参考、引用、画像借用元
https://teitengame.com/hard_rekidai.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E9%9B%A2%E3%82%8C