お久しぶりです。findmanです。
急に冷え込んできて、色々とやる気が削られる日々なんだけど、キタニの新曲の「タナトフォビア」でも聞きながら今日も書いていこうと思う。
てことで、今回は仮面ライダーリバイスは思ったより改革を進めているというか、今までと比べて異なる点が多く感じられたから、リバイスへの東映の本気度も含めて、サラッと解説していこうと思う。
一介のブロガーの与太話でしかないから、動画でも見ながら読んでくれればと思う。
- 仮面ライダーリバイスはおもろい! めちゃくちゃ。
- 空を飛ぶバイクは賢い判断
- 家族をメインに据えているのとバイスが有能すぎる
- 話の構成が2話区切りじゃない
- 戦闘がハイテンポ&必殺技の出し惜しみをしない&フォームの使い方が上手い
- 食玩、ガチャポンの販売を縮小 & プレバンばっかり戦法
- 最後に
仮面ライダーリバイスはおもろい! めちゃくちゃ。
さて、まずはリバイスという作品自体の話から。
めちゃくちゃ面白い。まじで
正直、ライダーシリーズで俺が手放しで良作だと言えるような作品はめったに無い。
例えば、俺はゼロワンが結構好きなんだけど、5番勝負といったドラマとして最低見れるラインさえ割ってるクソシナリオがあったのも事実。まとめ方も雑だし、Aiboとのコラボ回ほど見ててきつい話はなかった。
てな感じで、ライダーシリーズって良点と欠点を天秤にかけた上で、自分の中で良作か否かを決めることが多くて、平成の終わりからリバイスの前のセイバーまでは、個人的に欠点の面がかなり目立っているように感じた。
で、令和一作目でめちゃくちゃ気合い入れてる感を出していたゼロワンもコケて、セイバーは更にそれの下を行ってと、本気で仮面ライダーの今後を心配してる中で、始まったのがリバイスなんだ。
リバイスは今の所、話がしっかりまとまってて矛盾しているような点がない。作品として当たり前のことだと思うかもしれないけど、それだけでもう高評価ができるほど、最近のライダーシリーズのシナリオはかなり終わってた。
また、ライダー50周年という重要な節目作品ではあるんだけど、過去ライダーの要素を話に変に影響しないように、ものすごくうまく取り入れられているんだ。
これ以上書いてると長くなるから、これまでの作品とかなり変わった点ごとにサクッと取り上げていこうと思う。
空を飛ぶバイクは賢い判断
今作では、空飛ぶバイクをライダーバイクとして初めて起用してるんだけど、これがもう懸命な判断だと感じたんだ。
近年のライダー作品を見てる人ならわかると思うんだけど、死ぬほどバイクの出番がない。一桁ぐらいの登場回数なのがザラ。やっぱり最近の法律だとバイクを使ったアクションが難しいらしい。
でも、バイク関連のおもちゃを売らないといけないから、序盤の数話だけ使ってあとはもう使わないとかまんざら。特にひどかったのはリバイスの前のセイバーという作品で、最初の2,3話以降、本当に見た記憶がない。確か最終話あたりにも出てこなかったし。
そんな中、今作では空飛ぶバイクを使うというかなり思い切ったものにしている。仮面ライダーの伝統として、なにかバイクを登場させないといけないんだけど、バイクは使い勝手が悪く、多くの回に登場させられない。
そこで、このようなバイクにすることで、少ない登場でもインパクトのあるものに仕上げている。
また、作品中の設定も良くて、このバイクは数多くあるフォームの一つになっている。だから、そのフォームをメインに使った回以外でわざわざバイクを使う必要もないし、バイクを使わない辻褄も合う。
あと、実際に空を飛ぶバイクではあるんだけど、本編で実際に飛ばしているシーンを俺は見たことがない。覚えてないだけかもしれないけど。
で、その出番のすべてがCGでの出演なんだ。このバイクは普通のバイクよりも外での使用が難しいし、その上出番も少ないのにわざわざ飛ばすのも大掛かり。
だから今作ではバイクをCGのみで出すという英断をしている。これには賛否あると思うけど、俺は今現在、もはや負の伝統となってしまったライダーバイクをうまく消化させた、良い判断だと思ってる。
家族をメインに据えているのとバイスが有能すぎる
仮面ライダー作品あるあるとして「主人公の家族が死んでるor不明ばっかり」ってのがある。
これは昭和作品から令和に至るまでの多くのライダーシリーズに当てはまることで、なおさら家族をストーリーのメインに据えているなんてものはなかった。(ライダー知識が乏しいのでもしかしたらあるかもしれないが)
そんな中、今作では主人公の家族関係が具体的になってるだけでなく、なんとストーリーが家族に重点を置いているという今までなかった革新的な作品だ。
どれぐらい革新的かって言うと、ゴーバスターズでロボットの整備や裏方に重点を当てた袁術ほど革新的。
で、今現在のストーリーからしか話せないんだけど、このテーマがうまくストーリーに働いている。家族という少数人数を話のメインに据えてるからこそ、キャラの掘り下げがしっかりされていて、話に深く入っていける。また、主人公の家族にはなにかまだ闇が隠れていそうなので、そこの展開も楽しみだ。
また、主人公の相棒の悪魔として「バイス」というキャラが居るんだけど、これがもうホントいい役割を果たしている。
かなりお調子者な性格でめっちゃ喋る。
そのため、シリアス展開の清涼剤になるし、かといって寒いギャグも言わない。さらに、所々で今後の伏線になるような発言もしており、物語の重要人物として今後もフォーカスが欠かせない。
あと、戦闘面でもかなりいい方向に働いているのだがそれは後述。
話の構成が2話区切りじゃない
仮面ライダーには2話で一つの話をやるっていう構成が結構使われていて、仮面ライダーWのこの構成の成功があってか、平成2期以降では多く取り入れられているように感じられる。
もちろんこの方式は、うまく使えば面白いシナリオになるんだけど、最近のライダーがあまり面白くなかった欠点として、この方式に無理矢理当てはめて、話が間延びしてしまうということが起こっていたんだ。
しかし、リバイスは違った。この2話で1つの話をやる構成は、だいたい一人の敵を2話かけて倒すという展開なんだけど、リバイスではなんと1話で2体もの敵を倒す回もあって、そのテンポの良さにめちゃくちゃしびれた。
とにかく戦闘とストーリーが全然だるくならないし、むしろ1年間話が持つのかという心配もある。
ビルドという前半をハイスピードでやりすぎたせいで後半がワンパターンになってしまった作品もあるし、そうならないか心配なところ。
また、Youtubeに上がっている公式のあらすじ紹介の話の区切り方を見るに、2話で区切るというような固定的な区切りをしてないと思われる。
あらすじ紹介動画は、5話から10話の「大二編」と11話から13話の「さくら&バリッとレックス編」といったように区切られていて、話数を気にしない〇〇編という形で、ストーリーが編纂されていることがわかる。
これによってリバイスのテンポは死ぬほど良くなっている。ただ、「序盤”は”テンポが良い」は最近の作品でありがちなので、二の舞にならないようにしてほしいところだ。
いやまじで。
戦闘がハイテンポ&必殺技の出し惜しみをしない&フォームの使い方が上手い
さっきも言った2話構成のせいで、不自然な負け方をしたり「ここで〇〇してたら勝てたやろ」というような場面が過去の作品にはいくつかあるんだけどそれもきれいに解決している。
今作では、戦闘がめちゃくちゃハイテンポになっている。
特撮作品だから、戦闘の質もかなり大事なんだけど、今回はネタに結構振りつつも、セイバーの序盤のような死ぬほど寒い必殺技もなく、決めるとこはしっかり決めている。
しかも、主人公が変身すると自分の悪魔であるバイスが実体化するので、基本的に複数対複数といった戦闘が多い。それはまあいいんだけど、バイスのお調子者な性格のおかげで、戦闘が見ていて楽しい。
真面目にかっこよく決める主人公ライダーのリバイや、その他ライダーたちとは対象的に、バイスや、主人公の妹であり仮面ライダージャンヌに変身するさくらの悪魔のラブコフはかなり面白おかしく描かれている。
また、今作でもコレクションアイテムとして結構な量のバイスタンプというアイテムが出されているんだけど、それらも結構うまく扱っているように感じられる。
今までの作品では、大量のコレクションアイテムを序盤のフォームチェンジとして利用しており、一度使用するとその後の登場は1,2回程度になる。また、12月頃には1つ目の中間フォームがでて、その後使用されなくなることが多い。
最近の作品では、逆に序盤で出たフォームの活躍を中盤でも増やしていく流れが出てきてるんだけど「現状の最強フォームを使わずに序盤のフォームで戦う⇒負ける」というゴミみたいなジレンマが起こっている作品があった。
中間フォームが出てきた後の序盤フォームの使用がどうなっていくのはまだわからないんだけど、序盤の多くあるフォームはうまく使いこなせていた。
さっきも言ったんだけど、リバイスでは2話区切りの展開をやめていることや、必殺技をガンガン使うおかげで、戦闘の勝利回数や見せ場が段違いに増えている。そのおかげで序盤の大量のフォームもある程度活躍の場を与えられている。
ただ、初期フォームばかり使ってる感は否めないけど。
また、現状最強フォームの「バリットレックス」がいままで出てきたバイスタンプをもとに作ったという設定がある上に、初期フォームであるレックススタンプもこのアイテムの制作に大きく関わっているおかげで、わざわざバリットレックス以外のフォームを今後使う必要がなくなっている。賢いね。
食玩、ガチャポンの販売を縮小 & プレバンばっかり戦法
いままでの作品では、その数多くのコレクションアイテムを金のない子どもたちにも買ってもらうために、食玩版やガチャポン版といった廉価版を発売していたんだけど、今回はこれの販売がかなり縮小している。
まあ理由としては、もちろんバイスタンプがでかすぎるってのもあるんだけど、令和ライダーの食玩版、ガシャポン版がうまく言ってなかったからのように思われる。
令和の1つ前のジオウは食玩、ガシャポン版の存在がうまくマッチした作品だと俺は思っているジオウは平成最終作品という点もあり、歴代ライダーのご尊顔が描かれたライドウォッチというアイテムを使用するんだけど、ライダーの数が多いせいで主役ライダーぐらいしかDX化しなかった。
でも、俺を含めサブライダーに思いを寄せる人間も多く、その層に向けてSG,GPでは本編では使われないサブライダーのライドウォッチが販売されていた。
それがうまくいったのか知らないけど、令和ライダーとして始めたはずのゼロワンやその次のセイバーで、レジェンドライダーアイテムがSG,GP販売されることとなり、案の定大量に売れ残ることになった。
また、少子化の進行で、そもそも食玩を買うような層が減少したのではないかとも考えている。
あと、食玩は装動といったフィギュアシリーズがかなり力をつけてきたから、それをメインにおいてきてるのかもしれない。ホントお世話になってます、、、装動には、、、。
また、近年の登場する変身ベルトの量に対しての買う層の減少などが原因で不良在庫が出てしまったのかは知らないが、今作では主人公と弟のベルトのみが一般販売で、それ以外はプレミアムバンダイでの予約販売を行っている。
ちなみにプレバンで販売されているベルトの中に、「デモンスドライバー」とかいう死ぬほどかっこいいベルトがあって、出来もものすごくいいんだけど、ただ一つ欠点があるとするなら、なんとDX版なのに1万を超えること。
でも、1万超えも納得の出来なんで、ぜひ気になってる人は公式ページを見てみてほしい。
最後に
ということで、今回はリバイスで変わったと思ったところを挙げてみた。久々に約5千文字もの記事を書いたんだけど、そこまでして俺が言いたいのは一つ。
「ライダー離れしたやつ戻ってこい!」ってことだ。
おそらくジオウあたりから始まっている大人のライダー離れはゼロワンの5番勝負やセイバーのせいでかなり進行してしまっている。
そのせいでYoutbeで仮面ライダー関連の情報を投稿している人がかなり減ってしまったし、ツイッターの活気も失われている気がする。てことで、とりあえずまだ間に合うから、リバイスを見てみてほしい。
この作品はいまライブで見ることが一番面白い楽しみ方だと思うから。
じゃ。